M&Aのメリットとデメリット

M&Aのメリットとデメリットについて見ていきます。

・メリット
M&Aのメリットとしてまず挙げられることは、企業外部の方が社長に就任するケースが多いことから、後継者がいなくても会社を残し、従業員を守ることができる、という点です。
また会社を売却することにより、対価として多額の利潤を得ることができる可能性があります。
会社を売却し、経営者として重責から解放されることをメリットと感じる方もいらっしゃるでしょう。この場合、株式の売却代金を経営者の方のセカンドライフへの資金に充てることもできます。
M&Aの形態は様々ですから、会社すべてではなく事業の一部を譲渡し、それ以外の事業は引き続き経営を継続させることも可能です。

・デメリット
M&Aのデメリットを最も被る可能性が高いのは、売り手側の従業員です。
従業員は雇い主が変更となるため、待遇が悪化する可能性や労働環境の変化により不満が蓄積する可能性があります。
待遇面での変化について、あらかじめ従業員に伝えておくとよい場合もあります。
またこれらの影響から合併後の経営が上手くいかない可能性も否定もできません。

他にはM&Aの成立まで時間がかかることもデメリットの一つといえるかもしれません。
時間がかかるのは致し方のないことではありますが、トラブルを避けるためにも、オーナーの方がお元気な時に会社をどうしていくかを決めておく必要があります。
買い手の企業を見つけてからM&Aが成立するまでに年単位の時間がかかるケースもあります。
そのためM&Aのご検討をされている方はお早めに準備していくことをおすすめします。

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