増資したい場合に弁護士に相談するメリット
増資は、負債を増やさずに新たな資金を調達する手段として有効ですが、株式発行という会社法に基づいた法的行為に該当します。
増資条件や方法によって、会社の経営体制や株主の発言権に影響を及ぼす可能性があるため、慎重な検討・判断が求められます。
本記事では、増資を検討する際に弁護士に相談するメリットを紹介します。
持株比率の希薄化や経営権の影響を整理できる
株式会社が行う増資では、新しく株式を発行することで、株主構成や議決権比率が変動します。
会社法第308条では、原則として株式一株について一議決権を有すると定められており、持株比率が変動すると、特定の株主の発言力が強まる可能性があります。
これにより、増資によって持株比率が希薄化すると、会社法第309条に基づく株主総会決議にて、従来の経営陣だけでは意思決定を行えなくなるなど、経営の自由度が制限される事態に陥ります。
弁護士に相談することで、増資計画による経営や支配構造の影響を整理できるため、想定外の経営制約を回避した判断が可能となります。
不公平発行など法的リスクを回避できる
中小企業などで多く採用されている第三者割当増資等では、発行価額や割当先の合理性を欠く場合、既存株主から不公正な新株発行として指摘されるおそれがあります。
会社法では、一定の要件を満たすと株主が新株式発行を差止請求できる権利があるため、増資の条件を慎重に設定しなければなりません。
弁護士に相談することで、不公平発行として争われるリスクがないかを事前に整理し、法的紛争や手続停止などのリスクを回避することにつながります。
株主総会や取締役会を適法に進められる
増資方法や機関設計によっては、株主総会や取締役会にて決議が必要です。
必要な機関決定を怠ると、増資実行後でも手続の瑕疵を理由に新株式発行無効の訴えや差止請求をされて、資金調達ができなくなるおそれがあります。
弁護士に相談することで、どの機関でどのような決議が必要になるかを事前に整理し、会社法に基づく適法な手続きを踏むことができます。
まとめ
増資は、返済義務のない資金調達の手段となる一方、無計画に新しい株式を発行すると、経営権に制約がかかるなどのリスクを伴います。
法的紛争を避けて円滑に手続きを進めるためにも、不安や疑問があれば、信頼できる弁護士からのアドバイスをもらうことをご検討ください。
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事務所概要
ご相談者さまにとっての「善いこと」を実現する事務所でありたい。 そんな想いから三善法律会計事務所を立ち上げました。
| 名称 | 三善法律会計事務所 |
|---|---|
| 所属 | 東京弁護士会 |
| 所属弁護士 | 森 謙司(もり けんじ) |
| 所在地 | 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-11-7 神谷ビル503 |
| 電話番号/FAX番号 |
03-6280-3235 / 03-6280-3236 web会議(Zoom、LINE電話等)対応いたします。 |
| 対応時間 | 平日:10:00~18:00 ※事前予約で夜間も対応いたします。 ※別途夜間料金がかかります。 |
| 定休日 | 土・日・祝 ※事前予約で対応いたします。 ※別途休日料金がかかります。 |
弁護士紹介
- 代表弁護士
- 森 謙司(もり けんじ)
- 所属弁護士会
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東京弁護士会
東京弁護士会 税務特別委員会
- ご挨拶
-
2017年12月1日より三善法律会計事務所を開業し、2018年1月11日より執務を開始することとなりました。
これもひとえに皆様方のご厚情とご支援のおかげと、心より感謝申し上げる次第です。
三方善し(人善し、我善し、世間善し)さんぼうよし
近江商人が掲げた「人よし、我よし、世間よし」の「三方よし」と同様、弊事務所も「三方」に対して、道徳・倫理に適った真に「善いこと」を実現する事務所でありたい、そんな想いから「三善(みよし)」法律会計事務所を立ち上げました。
引き続き、皆様方のご要望に期待以上のお応えができるよう誠心誠意努力してまいる所存です。
- 経歴
-
2005年11月 公認会計士二次試験合格
2006年 3月 中央大学経済学部卒
2006年 4月~2009年12月 三優監査法人勤務
2009年10月 公認会計士登録
2012年 3月 中央大学法科大学院修了
2013年12月 司法修習終了、弁護士登録
2013年12月~2017年11月 虎門中央法律事務所勤務
2017年 12月 三善法律会計事務所設立
- 著書
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『フロー&チェック企業法務コンプライアンスの手引』(新日本法規出版/2016年/共著)
『法律家のための税法[会社法編]』(第一法規/2017年/東京弁護士会編著)
『新しいルールの理解とよりよい職場のための 職場のハラスメント対策Q&A』
(経済法令研究会/2019年/単著)
- セミナー等
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「債権回収と貸倒損失」
(2018年6月東京税理士会足立支部/9月豊島支部)(2019年7月東京税理士会練馬西支部/7月四国税協)
「相続における事前対策」
(2018年10月東京税理士会小石川支部)(2019年4月東京税理士会町田支部/6月小石川支部/7月福井県税協/7月兵庫県西税協)
「ハラスメントの基本とコンプライアンス」
(2019年1月全国信用保証協会連合会)